ボディーボード用ウエットスーツとは
ボディーボードをする上でウエットスーツはとても重要です。
一番の目的は海水や外気から体温を低下させないように保温する事。
次に外部からの衝突や接触、擦れから体を保護する役割だけでなく
ネオプレーンゴムという空気の粒が沢山入っているゴムで作られている ので浮力もあり体を浮きやすい状況を作ります。
日焼け防止効果やクラゲなどの接触からも体を守る事が出来る
大切な道具の一つです。
日本には四季がありますので海水の温度や外気の気温が季節によって変わり
体感温度が変化するので、季節や時期によって着用するウエットスーツを変える
事が四季を通じてボディボードを楽しむ大切な役割を果たします。
ウエットスーツの生地
ラバー(左)
表面がゴムになっている生地
表面に水が付着しないので保温効果が高いがボディボードと接する面に使うと体がグリップして動けない。またゴムがボロボロになりやすい。
ジャージ(右)
表面のゴムにジャージ生地を貼っている生地
表面に水が付着し風に吹かれると冷却効果あり保温効果がラバーに劣る。表面状
の擦れなどに強くボディボードと接する面に使う事をお勧めする。
ウエットスーツの種類
季節によってどのようにウエットスーツが変わるか種類を説明します。
サンタートルは湘南・茅ケ崎にあるので一般的な湘南での説明です。
セミドライスーツ
12月~3月真冬に着る首、手首、足首まで覆っているウエットスーツで胴体から足首までが厚さ5mm肩から手首までが厚さ3mmで水が入りにくい設計になっているウエットスーツ。
裏地には起毛素材と呼ばれる中空糸状の暖かい生地がついている。
洋服で例えるとダウンジャケットやコート冬に一番防寒着に値する
フルスーツ
4月~6月 10月~12月
最も一般的なウエットスーツです。 首、手首から足首まで全身を覆っているウエットスーツで生地の厚さが全身3mmで作られたウエットスーツをフルスーツと呼びます。
この時期になると3mmの全身ジャージ素材のフルスーツが一般的になる。略してジャーフルと呼ぶ人が多い。洋服で例えるとセーターやトレーナーに値する
シーガル
半袖・長ズボンのタイプなので暖かい季節におすすめのウエットスーツです。基本的には外気が暖かくなり水温が冷たい時期に着るウエットスーツ5月6月
ジャージ素材の厚さ3mmが多い。手で漕ぐパドリングをするには半袖なのでしやすく男性が多い。女性には半袖焼けするので不人気。
洋服で例えるとセーターやトレーナーぐらいに値する
ロングスリーブスプリング
長袖短パンのタイプなので暖かい季節にお勧めのウエットスーツです。
基本的には外気温が冷たく水温が暖かい時期に着るウエットスーツ9月10月
夏の早朝、雨の日、風が強いなどに重宝するジャージ素材の厚さ2mmが多い。
短パンなのでバタ足がしやすくボディボーダーに多い。略してロンスプ、ロンスリと呼ぶ人が多い。
海用のトレンカを下に着て足が焼けない様にしている女性が多く人気。
洋服で例えるとロングTシャツぐらいに値する
スプリング
半袖短パンのタイプなので暖かい季節にお勧めのウエットスーツです。基本的には外気温が暖かく水温が暖かい時期に着るウエットスーツ6月~9月夏の早朝、雨の日、風が強いなどに重宝するジャージ素材の厚さ2mmが多い。短パンなのでバタ足がしやすく男性ボディボーダーに多い。洋服で例えるとロングTシャツぐらいに値する
タッパー・ラッシュガード
真夏に着るものでタッパーは保温性があり風が吹いている日や早朝などに活用。ラッシュガードは保温性が無く、風が吹いている日は素材が濡れているため素肌よりも冷却効果で寒い。日焼け防止や擦れ防止に活用する。洋服で例えるとTシャツぐらいに値する
ウエットスーツで重要なのは
ウエットスーツを選ぶ上では一番は体へのフィット感
とは言えダイビングみたいに動きよりも保温性が重視というウエットスーツもある。ボディボードの場合は保温性も大切だがそれ以上に動きやすさも重要だと考える。バタ足、パドリングはもちろん、ドルフィンスルーの姿勢やライディング中の状態を反った姿勢。上手くなってきたらスピンの姿勢もかなり体を動かす。ダイビングのウエットスーツはゴムの気密性が高く潜った時に水圧で生地が潰れない物を使っている。そのため生地が硬い。サーフィンやボディボードでは水圧を考えるより動きやすさ柔軟性を養うために生地が柔らかい物を使う。
サーフィン用とボディボード用では大きく違う点
お腹周辺の仕様に注目して欲しい。生地の説明にも書いたがボディボードはボードと身体が基本的には常に触れ合っている。サーフィンは波に乗ったら立ち上がる為、明らかに体勢が違う。ボディボードはボード上で体を前後左右に動かしボードをコントロールするのが基本だが、ラバーの生地を使っていると、体がグリップして動けなくなる。お腹周辺のラバー生地のウエットスーツはボディボードにとってはNGだ。前に全面ファスナーがあるタイプもNG腹ばいになっていると、このファスナーが酷く邪魔だし身体が痛い、ボディボードを傷つける事も多い。首から胸下ぐらいのショートファスナーならOK。胸を反っている姿勢が多いのでボディボードと接する事も少なく体も痛くない。
ボディボード用のウエットスーツで重要ポイントは肘ボディボードをコントロールする基本動作として肘に体重を掛ける事が多く肘の部分がラバー生地は論外。ジャージ素材でも次第に肘の部分に穴が開く。これはボディボード特有の事でサーフィンでは考えられない点ボディボード用では肘の補強パットがついているのが基本になる。
ウエットスーツオーダー
自分によりフィットするボディボード用のウエットスーツをお求めの方にはフルスーツであれば全身約30か所を測るオーダースーツをオススメします。店舗では、日本ウェットスーツ工業会の講習で認定を受けた公認採寸士の平林・田辺が採寸いたしますオーダースーツだと採寸でピッタリフィットで保温効果もあり動きやすい生地が選べるカラーも選べるボディボード用に調整も出来る
ウエットスーツのメンテナンス
お手入れ方法洗濯ウエットスーツシャンプーを使い、水またはぬるま湯で手洗いしてください。洗濯前に一晩、浴槽の中などでぬるま湯につけておくと塩気がしっかりとれます。乾燥直射日光を避け、風通しの良いところで影干しをしてください。
保管シワや型くずれを防ぐため、ウエットスーツハンガーや厚手のハンガーをご使用の上、日光が当たらない風通しの良いところで保管してください※ シワの原因になりますので畳んでの保管はお避けください。修理受付サイズ調整やファスナーの修理縫製のほつれ、生地の破けなどの修理、随時受付中です他店でご購入されたウエットスーツの修理も受付致します店舗での修理見積もり無料です。