ボディボードの選び方

初心者が知っておきたいボディーボード の選び方3つのポイント

ボディボードを多くの人に楽しんでもらえるために日々活動しているボディボード専門店サンタートルの平林です(上記写真1番右)

今回の記事は初めてのボディボード選びについて最重要3つのポイントをご紹介します。

まずは結論から

・海で使う用途
・身長に対して全長

・体重に対して幅、厚み

この3つのポイントです。

なぜこんな記事を書くかというと私のお店サンタートルは茅ケ崎の海で毎日ボディボードスクールをしているのですがボディボードのサイズを間違えて買ってしまっている方が多くとても残念に思うからです。


後悔している人が多いので、この記事を読んでいる方がボディボードの選び方を間違えて欲しくないので書かせて頂いています。


ボディボードを販売していても全員が全員ボディボードに詳しい訳ではありませんし、特に量販店などではボディボードをした事無い人が普通に販売しています。やっている、やってないより販売している人が販売知識として勉強している、勉強していないの問題だと思いますが・・・

この記事は初心者が初めてボディボードを選ぶ事を
前提にして書いてますので玄人の方は無視して下さい。

 

ボディボードの選び方を3つのポイントにして簡単に説明します。

・海で使う用途
・身長に対して全長
・体重に対して幅、厚み

どの様に使うのか?
そして身長と体重の全体のバランスが必要です。

ボディボードをどの様にやりたいのか

初めて買う人でも様々な用途があります。
①とにかく安く夏の海水浴場でちゃぷちゃぷ遊べれば良い人(浮き輪代わりの用途)
②波を横にサッーと滑りたい(これがボディボードの基本
③せっかく買うならある程度のレベルになっても使えるボードを買いたい人

身長でボディボードの全長を決める

ボディボードは寝そべって波に乗って楽しみます。
上半身がボードの上に乗る状態になるので
膝の皿上から口までの長さが自分に適したボードの長さ(全長)になります。

 

体重と浮力のバランス

痩せている人、太っている人、標準体型の人それぞれですが
ボディボードも横幅が色々とあります。
当たり前の話ですが痩せている人が幅の広いボードを使うと
必要以上に体重移動を大きくしなければなりません。

また太っている人が細いボードを使うと沈みがちだったり
ちょっとした体重移動でボードの反応が良いため操作が難しくなります。

 

ボディボードをどの様にやりたいのか

初めて買う人でも様々な用途があります。
①とにかく安く夏の海水浴場でちゃぷちゃぷ遊べれば良い人(浮き輪代わりの用途)
②波を横にサッーと滑りたい(これがボディボードの基本)
③せっかく買うならある程度のレベルになっても使えるボードを買いたい人
本当に様々です。アマゾン楽天でボディボードで検索すると
1,000円ぐらいから50,000円ぐらいまで発泡スチロールで出来たオモチャから本格的なボードまで色々とあります。

上記の①は価格帯としては1,000円〜10,000円ぐらい。
素材的には発泡スチロール製が多く耐久性がないが、
とにかく安い!この程度の方は足ヒレ(フィン)を履いてやる必要はないぐらいでしょう。

デメリットとしてすぐに壊れる

波の力や体重の負荷に耐えられない強度ぐらいの物です

上記の②に当てはまるのが
価格帯としては20,000円前後のボード。
ポリエチレン系の素材や補強のストリンガーなどが
入っている場合もありある程度の強度を兼ね備えたボード。
このボードを使うなら足ヒレ(フィン)を履いて波に乗って欲しいです。

上記の③に当てはまるのが
価格帯としては40,000円前後ボードになります。
素材はポリプロピレン製が多くカーボンメッシュや
ストリンガーなどの補強を加えスピード性や反発性が高いボードの作りになっています。

 

サーフィンだとショートボードよりロングボードの方が浮力があって最初は簡単っていう理論で
ボディボード長めをお勧め人が居ますが私は疑問だしお店でそんな勧め方はしません。

なぜなら
浮力があるとテイクオフが遅れるからです。

↑テイクオフの時ノーズを抑える大原沙莉プロ

波に乗りはじめる事を(テイクオフするといいますが)、ノーズ(ボードの先端)が浮きやすくノーズを抑える動作を行ないます。

ボードが長いとノーズを抑える事が難しくなります。
特に女性の方は腕力が弱いのでノーズ抑えるのが大変。

ノーズが浮くと波に乗れないのでボディボードの全長は大切
たった1インチ(2.54cm)かも知れませんが、されど1インチです。

ロングボードは3m弱、ボディボードは1m前後、
長さが3倍ぐらい違いますからね。
3mの1インチならたったかも知れません。
でも比率から考えれば3インチ違うってことです。

ですからボディボードの2インチ(5.08cm)違うと
凄い違いになる訳です。ロングボードに換算すると
6インチ約15cm違うわけです。

 

せめて全長は間違わないで下さいね。

この記事を書いている人・・・ボディボード専門店サンタートル平林政夫

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ボディボード選び方サイズとポイント3つアウトライン浮力フレックス

ボディボードの選び方サイズ全長について

まずは大前提として
身長に対しての適正なボードの長さですが
ボディボードの選び方はサイズ

全長は基本的に膝から自分の唇までの長さ。
これが一番適してると思います。

よくおへそとかっていう位置なんですけど、
モデルの様に足の長い人だったらおへその位置が高いですから、
ボードが長くなってしまいます。

ボディボードは下半身で乗るものではなくて
上半身で乗るものなので、
必ず膝皿の上ぐらいから唇のところまでを、
長さにしてください。

 

ボディボードのアウトラインを考える

アウトラインというのは、ボードの外側のレール部分のカーブの事を指します。
あまり詳しくっていうよりマニアックに書いてしまうと
難しくなるのでアウトラインについて大きく2つに絞ってお伝えします。

アウトラインは、例えば下の写真のボディボードの長さはほぼ一緒です。

ボディボードのカーブ、ちょうど色の境のところ見ていただくとわかりやすいかもしれないですね。

どちらの方がカーブがよりキツク出来ているのか?、どちらの方がよりストレートな形になっているのか?

おわかりになりますか?

 

例えば、下の写真でいうと裏が黄色のボディボードの方がカーブが結構きつくできてます。

カーブがきつい方がより回転性がよく、
スムーズにトップに上がりやすかったり
レールを抜く事が簡単だったり

ボトムターンからトップに上がりやすくなります。

 

それに比べてエメラルドグリーンの裏のボードの方がどちらかというとストレートな形になってます。

アウトラインによって、乗り味が変わります。
こちらの方が、よりスピード系
スピード直進性が出ます。

 

ボディボードのアウトラインは大きく分けて2つある

回転性のボディボード、スピード系の直進性のボディボードに分かれます。

これが、アウトラインですね。

 

目的に合わせてボディボードを選ぶ

自分が今何をやりたいのか?
これからどんなライディングを目指しているのか?

テイクオフの練習なのか?

写真:沙莉のテイクオフ

 

レールをしっかり入れて走る練習なのか?

写真:やっさんサイドライディング

 

ボトムターンの練習なのか?

写真:くるみボトムターン

 

カットバックの練習なのか?

写真:平林カットバック

 

チューブの練習なのか?

写真:むーさんチューブ

 

スピンの練習なのか?

写真:野村はやとスピン

 

スピードを出してエルロロの練習なのか?

写真:清野エルロロ

ぜひアウトラインを見比べてみて下さい。

 

ボディボードのフレックスを考える

最後にフレックスです。フレックスは何かというと
ボードの【しなり】です。

言い換えるとボード硬さになります。

写真のこのしなり

このボディボードしなりが柔らければ、
どちらかというとターンがすっと上がってきやすく
ボディボードのコントロールが比較的しやすくなります。

 

上の写真このしなりが硬い方がスピードがよく出ます。

 

ボディボードは硬い方が良いのか?柔らかい方が良いのか?

自分が腕力がある人であればしなりの硬さを
ある程度硬くした方がいいですし、
腕力がない人は柔らかめの
ボディボードに乗った方が良いと思います。

あとは体重ですね。

体重が重たい人はお腹周辺に体重が掛かりやすく
ボディボードが極端に前傾するような感じで
しなってしまう事があります。

そうするとテイクオフが遅れたりノーズが水面に刺さったりしやすい傾向があります。ですから体重がある方も、硬めのボディボードを乗った方がスムーズなライディングが出来ると思います。

 

ボディボードにはねじれる力が掛かる

写真:佐藤晃子

これは特にボトムターンの時に発生するフレックスで
曲げモーメントと言うボディボードにねじれの力が掛かります。

このねじれる力でボディボードは乗り味がかなり変わってきます。
ねじれの反発を大きくするためにボディボードには
メッシュやスキンテックやテンションテックなどという反発力を大きくするための補助素材を入れているボディボードも最近多く見受けられます。

このねじれの反発が大きくなる程にボトムターンの時にトップへ上がる力が大きくなるのでドライブターンといって、まるで波のトップへ加速するようなターンが出来るようになります。

 

ボディボードのフレックスは季節や地域で変わる

このしなりやねじれをフレックスと言いますがボディボードのフレックスは季節や地域で変わります。
水温が冷たい地域と水温が暖かい地域とではフレックスが変わりますし同じ地域でも夏と冬でもフレックスは大きく変わる事を覚えておきましょう。
ボディボードの素材は水温や気温でフレックスが変わる物なのです。

 

ボディボード選び浮力ついて考える

浮力に対して海に入る頻度を考慮する。毎日入る人と月2回入る人では同じ浮力のわけないです。


浮力に対してレベルを考慮する。同じ体重でもアマチュア大会に出る人、プロの大会に出る人。
たまの週末を趣味でしている人、初心者とでは全く違います。


浮力に対して年齢を考慮する。例えば20代と50代が同じ体重で同じ適正浮力にする事は間違っていると思っています。
動ける身体のキレが違いますから!


浮力に対して海のシュチュエーションを考慮する。普段よく入る海、波の質と波のサイズ。腰腹のサイズでもダラダラな波質なのかコンパクトに掘れる波質なのかによっても全く違います。ボディボードはスピードが速くなれば揚力が発生します。

 

身長に対して適正サイズで浮力の調整はどうするのか?

浮力調整方法は4つの要素があります。

①芯材の素材を調整する。
PEポリエチレン系素材、PPポリプロピレン系素材、EPSポリスチレン系素材で調整する。

②ボディボードの幅を調整する。
テール幅、ノーズ幅、最大幅を調整する。

③ボディボードの厚さを調整する。

④ボディボードのテール形状で調整する。
クレセントテール、フラットテール、ラウンドBAT、ウイングBATなどテールを調整する。

自分のボードと浮力は適正ですか?

よく聞かれる事ですがテイクオフが早くてドルフィンスルーがしやすいボディボードはありますか?と…

浮力の観点から言えば、そんな都合良いボードはありません。浮力の観点以外で言えば、無くは無い!

 


ボディボード選び方の最後に

今回はボディボードの選び方に対して三大要素
アウトライン、浮力、フレックスについて簡単に説明させて頂きました。
3つのポイントを参考にして自分にとって最適なボディボード選びをしてください。

大前提のボディボードの全長が適しているとして
自分にとって腕力、技量、体重、乗る波のサイズ、地域、季節など全てのバランスがボディボード選びに最重要となります

このバランスが整うとボディボードが飛躍的に上達する事でしょう!

この事を参考にして自分にとって最適なボディボード選びに役立ってもらえたら幸いです。
サンタートル平林政夫

ボディボード選び方サイズと三大要素の動画

ボディボードの選び方ボードの違いについて

ボディボード選び方ボードの違いについて
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見た目は同じでも価格差が大きな違いがあるボディボード。安いボードでは5,000円ぐらいから、高い本格的なボードでは50,000円ぐらいまでお店に並んでいます。1桁も金額が違うのにはどんな違いが有るのでしょうか?

ボディボードの価格差について

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簡単に説明するとボディボードという容器にどれだけ素材が入っているか素材の量と言う事です。ボディボードの素材は基本的にはポリプロピレンやポリエチレンなどの発泡素材が使われています。

 

ペットボトルの中に色水を入れてますが色水の量が違いペットボトルの重量感や容器の硬さに違いが大きく出ています。

 

安いボディボードには中身の素材量が少なく、高いボディボードには中身の素材量が多い事がよくわかります。この中身の素材量によってボディボードの価格差に大きな違いが出てくるという事になります。

ボディボードの強度 耐久性はどれぐらい違うのか?

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この素材はビーズ状の集合体ポリプロピレンBPPは非常に耐久性に優れ、こんなに曲げても折れない素材です。ボディボードの価格帯としては35,000円以上のボードに使われている事が多い素材。波に乗ってスピードが出るのでボディボードをスポーツとして、しっかり楽しめるボードです。

image

折れてしまった素材、イメージしてもらえるとわかりやすいのが発泡スチロール。曲げると[パッン!]割れてしまう中身の素材が安いボディボードです。海水浴場で浮き輪の代わりとして遊ぶのに適しているとボードです。

 

しかし波がある状況で使ったり、しっかりボードに体重をかけると数回でボードが折れたり破れたりする事がありますので注意して下さい。5,000円ぐらいで販売されている物は、だいたいこんな素材です。下の写真は上の写真で折れてしまった素材をデッキ素材(破けたライム色の素材)とボトム素材(プラスチックの様な裏面の素材)でサンドイッチされています。

image

この内容を4分程度の動画にしましたのでボディボード選び方の参考にして下さい

初心者の為にボディボードの基本的選び方サンタートル

自分の身長に対して何センチのボードが良いのか?

絶対に間違わないで下さい!

 

一般的にボディボードの選び方は身長と体重のバランスで決まります。

身長に対してボードの長さは先の表が絶対的な物になります。

よくボードを立てて自分の【おへそ】の長さって事、聞いたことありますか?
これは間違っているような、いないような・・・だいたいの目安だと思って下さい。

なぜか?って・・・例えば

身長172cm平林と 身長172cmの人気モデル菜々緒さん・・・
おへその位置はどっちが高い部分にあるでしょうか???
足の長さが違うから当然菜々緒さんの方が高いでしょ!

・・・って事は
菜々緒さんの方が長いボードに乗る事になってしまいます。

だからボードの長さは同じにして体重分をどう調整するか・・・

 

次は体重は・・・

体重に対しては浮力が大きくかかわって来ます。ボードの上に乗るスポーツですからね!
身長に対して体重が軽い人はボードの厚みが薄い物や幅がややスリムなボードを選ぶと良いでしょう!

逆に身長に対して体重が重たい人はボードの厚みが厚い物や幅がやや広いボードを選ぶと良いと思います。

ではサンタートルの先生、清野浩之プロと、わたくし平林政夫を比較してみましょう(笑)
 

清野浩之

1.jpg

12せいの.jpg

平林政夫

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IMG_1802.jpg

上の写真で持っているボードの詳細比較

  身長   体重   ボード全長 厚み ノーズ幅 テール幅 最大幅
清野浩之 169cm 60キロ 102cm 5.3cm 27.5cm 44cm 52cm
平林政夫 172cm 75キロ 104cm 5.7cm 28.5cm 45.5cm 54cm

体重がかなり違うので、厚みも全体的な幅も違うのが分かると思います。
新しいボードを買う時も長さはあまり変える事はありません!

変えるとしたら厚みや幅を変えて行くのが基本になりますよ。

参考にして下さい!

ボディボードの選び方

色々サイズが有るボディボード。サイズ表示の多くが日本ではあまりお馴染みでは無い単位インチで

表示されている事が多いです。(1インチ=2.54センチ

一般的に展開が多いサイズをインチ=センチ=適正身長を表にしてみました。
身長に対してイメージ体重を考えた場合。

※あくまでもイメージ体重です平均体重では有りません!
 

インチ センチ 適正身長 (ベスト) イメージ体重
36 91.44 148cm~152cm (150cm) 47.2キロ
36.5 92.71 150cm~154cm (152cm) 48.5キロ
37 93.98 152cm~156cm (154cm) 49.8キロ
37.5 95.25 154cm~158cm (156cm) 52.0キロ
38 96.52 156cm~160cm (158cm) 54.4キロ
38.5 97.79 158cm~162cm (160cm) 56.3キロ
39 99.06 162cm~166cm (164cm) 60.2キロ
39.5 100.33 164cm~168cm (166cm) 62.2キロ
40 101.6 166cm~170cm (168cm) 64.3キロ
40.5 102.87 168cm~172cm (170cm) 66.4キロ
41 104.14 170cm~174cm (172cm) 68.3キロ
41.5 105.41 172cm~176cm (174cm) 70.8キロ
42 106.68 174cm~178cm (176cm) 73.1キロ
42.5 107.95 176cm~180cm (178cm) 75.4キロ
43 109.22 180cm~         77.6キロ

 

サンタートルでは身長に適したボードのセットコレクションを行っておりますので
詳しくはコチラをチェックして下さい!

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http://3kame.net/?mode=cate&cbid=135334&csid=0 

中級者のボード選びはまた違う所で書きます!

 

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