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ボディボード選び方サイズとポイント3つアウトライン浮力フレックス

ボディボードの選び方サイズ全長について

まずは大前提として
身長に対しての適正なボードの長さですが
ボディボードの選び方はサイズ

全長は基本的に膝から自分の唇までの長さ。
これが一番適してると思います。

よくおへそとかっていう位置なんですけど、
モデルの様に足の長い人だったらおへその位置が高いですから、
ボードが長くなってしまいます。

ボディボードは下半身で乗るものではなくて
上半身で乗るものなので、
必ず膝皿の上ぐらいから唇のところまでを、
長さにしてください。

 

ボディボードのアウトラインを考える

アウトラインというのは、ボードの外側のレール部分のカーブの事を指します。
あまり詳しくっていうよりマニアックに書いてしまうと
難しくなるのでアウトラインについて大きく2つに絞ってお伝えします。

アウトラインは、例えば下の写真のボディボードの長さはほぼ一緒です。

ボディボードのカーブ、ちょうど色の境のところ見ていただくとわかりやすいかもしれないですね。

どちらの方がカーブがよりキツク出来ているのか?、どちらの方がよりストレートな形になっているのか?

おわかりになりますか?

 

例えば、下の写真でいうと裏が黄色のボディボードの方がカーブが結構きつくできてます。

カーブがきつい方がより回転性がよく、
スムーズにトップに上がりやすかったり
レールを抜く事が簡単だったり

ボトムターンからトップに上がりやすくなります。

 

それに比べてエメラルドグリーンの裏のボードの方がどちらかというとストレートな形になってます。

アウトラインによって、乗り味が変わります。
こちらの方が、よりスピード系
スピード直進性が出ます。

 

ボディボードのアウトラインは大きく分けて2つある

回転性のボディボード、スピード系の直進性のボディボードに分かれます。

これが、アウトラインですね。

 

目的に合わせてボディボードを選ぶ

自分が今何をやりたいのか?
これからどんなライディングを目指しているのか?

テイクオフの練習なのか?

写真:沙莉のテイクオフ

 

レールをしっかり入れて走る練習なのか?

写真:やっさんサイドライディング

 

ボトムターンの練習なのか?

写真:くるみボトムターン

 

カットバックの練習なのか?

写真:平林カットバック

 

チューブの練習なのか?

写真:むーさんチューブ

 

スピンの練習なのか?

写真:野村はやとスピン

 

スピードを出してエルロロの練習なのか?

写真:清野エルロロ

ぜひアウトラインを見比べてみて下さい。

 

ボディボードのフレックスを考える

最後にフレックスです。フレックスは何かというと
ボードの【しなり】です。

言い換えるとボード硬さになります。

写真のこのしなり

このボディボードしなりが柔らければ、
どちらかというとターンがすっと上がってきやすく
ボディボードのコントロールが比較的しやすくなります。

 

上の写真このしなりが硬い方がスピードがよく出ます。

 

ボディボードは硬い方が良いのか?柔らかい方が良いのか?

自分が腕力がある人であればしなりの硬さを
ある程度硬くした方がいいですし、
腕力がない人は柔らかめの
ボディボードに乗った方が良いと思います。

あとは体重ですね。

体重が重たい人はお腹周辺に体重が掛かりやすく
ボディボードが極端に前傾するような感じで
しなってしまう事があります。

そうするとテイクオフが遅れたりノーズが水面に刺さったりしやすい傾向があります。ですから体重がある方も、硬めのボディボードを乗った方がスムーズなライディングが出来ると思います。

 

ボディボードにはねじれる力が掛かる

写真:佐藤晃子

これは特にボトムターンの時に発生するフレックスで
曲げモーメントと言うボディボードにねじれの力が掛かります。

このねじれる力でボディボードは乗り味がかなり変わってきます。
ねじれの反発を大きくするためにボディボードには
メッシュやスキンテックやテンションテックなどという反発力を大きくするための補助素材を入れているボディボードも最近多く見受けられます。

このねじれの反発が大きくなる程にボトムターンの時にトップへ上がる力が大きくなるのでドライブターンといって、まるで波のトップへ加速するようなターンが出来るようになります。

 

ボディボードのフレックスは季節や地域で変わる

このしなりやねじれをフレックスと言いますがボディボードのフレックスは季節や地域で変わります。
水温が冷たい地域と水温が暖かい地域とではフレックスが変わりますし同じ地域でも夏と冬でもフレックスは大きく変わる事を覚えておきましょう。
ボディボードの素材は水温や気温でフレックスが変わる物なのです。

 

ボディボード選び浮力ついて考える

浮力に対して海に入る頻度を考慮する。毎日入る人と月2回入る人では同じ浮力のわけないです。


浮力に対してレベルを考慮する。同じ体重でもアマチュア大会に出る人、プロの大会に出る人。
たまの週末を趣味でしている人、初心者とでは全く違います。


浮力に対して年齢を考慮する。例えば20代と50代が同じ体重で同じ適正浮力にする事は間違っていると思っています。
動ける身体のキレが違いますから!


浮力に対して海のシュチュエーションを考慮する。普段よく入る海、波の質と波のサイズ。腰腹のサイズでもダラダラな波質なのかコンパクトに掘れる波質なのかによっても全く違います。ボディボードはスピードが速くなれば揚力が発生します。

 

身長に対して適正サイズで浮力の調整はどうするのか?

浮力調整方法は4つの要素があります。

①芯材の素材を調整する。
PEポリエチレン系素材、PPポリプロピレン系素材、EPSポリスチレン系素材で調整する。

②ボディボードの幅を調整する。
テール幅、ノーズ幅、最大幅を調整する。

③ボディボードの厚さを調整する。

④ボディボードのテール形状で調整する。
クレセントテール、フラットテール、ラウンドBAT、ウイングBATなどテールを調整する。

自分のボードと浮力は適正ですか?

よく聞かれる事ですがテイクオフが早くてドルフィンスルーがしやすいボディボードはありますか?と…

浮力の観点から言えば、そんな都合良いボードはありません。浮力の観点以外で言えば、無くは無い!

 


ボディボード選び方の最後に

今回はボディボードの選び方に対して三大要素
アウトライン、浮力、フレックスについて簡単に説明させて頂きました。
3つのポイントを参考にして自分にとって最適なボディボード選びをしてください。

大前提のボディボードの全長が適しているとして
自分にとって腕力、技量、体重、乗る波のサイズ、地域、季節など全てのバランスがボディボード選びに最重要となります

このバランスが整うとボディボードが飛躍的に上達する事でしょう!

この事を参考にして自分にとって最適なボディボード選びに役立ってもらえたら幸いです。
サンタートル平林政夫

ボディボード選び方サイズと三大要素の動画

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