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ボディボード専門店が教える初心者でも楽しめる波の乗り方 ボディボード 乗り方

年齢問わず誰でも楽しめるのがボディボード

ボディボード全長約1mぐらいの発砲素材でできた柔らかめのボードに上半身を乗せて寝っ転がった(腹ばい)の状態で波に乗って楽しむマリンスポーツです。
波に乗る原動力は主にバタ足で年齢問わず誰にでも波に乗って楽しむ事が出来ます。
波に乗った時の爽快感は本当に気持ち良いです!
そんなボディボードで波に乗って楽しむための初心者でも正しく乗るために乗り方を実際の海で毎日ボディボードスクールをしている専門店サンタートルが解説していきます。

ボディボード必要な用具

・ボディボード
・リーシュコード(自分とボードをつなぐクルクルの紐)
・フィン(足ヒレ)
・ウエットスーツ(季節、水温によっては必要としない時がある)

ウエットスーツはあった方が楽しめる時期が増えますが季節や地域では必要としない事もあるので必須とは言い切れないので、ここでは必須用具としてボディボード、リーシュコード、フィンの3点は揃えて下さい。

フィンは必要なの?という意見もありますが、ちゃんとボディボードで波乗りするには必要です。
フィンを履いてバタ足をしないと波に乗るための推進力が生まれません。
フィンを履くことによって波に乗れる回数も多くなりますし、波が崩れる前のウネリから乗ることが出来るからです。

上記写真はどちらもキャッチボールですが

グローブつけてちゃんとした用具を使ってのキャッチボールをしているのと、
グローブしないでゴムボールでキャッチボールしている

ボディボードもフィンを履いて波に乗るのと
フィンを履かないで波に乗る この違いです。

今回は前者、グローブを付けてキャッチボールをするイメージでボディボードを説明させて頂きます。

基本からやるならボディボード・リーシュコード・フィンは必須となります。

 

ボディボード2つの姿勢

ボディボードの姿勢には大きく分けて2つの姿勢があります
・バタ足の姿勢
・波に乗っている時の姿勢

バタ足の姿勢

ボディボードを握る手はボードの角を中心に挟むように握ります
腰の位置はボディボードの一番下の部分(テール)と接触するような位置にします
この位置にする事により太ももから上下にバタ足ができ水の中をしっかりキッキングできる姿勢に

 

波に乗っている時の姿勢

波に乗っている時の姿勢は上体を反らしボディボードの前の方に乗り込んでいきます。
正確にはボディボードを進行方向へ向け体(腰)を波側に寄せながら乗り込みます。

乗り込んだ姿勢はアゴがボードの先端(ノーズ)ぐらいまで、ボードの下(テール)は膝がテールに触れるぐらい
乗り込みスピードが出てきたら岸側の手(この写真では左手)はボードの真ん中ぐらいのレールを持ちます。

以上がバタ足の姿勢波に乗っている時の姿勢になり、それぞれが基本的な姿勢になるのでしっかり覚えておきましょう。

 

ボディボードの名称

 

記事が前後してしまうかも知れませんが、ボディボードの乗り方を説明するうえでボディボード部位の名称を使いますので必ず覚えておきましょう。
自転車で例えるとハンドル、ブレーキ、サドル、ブレーキワイヤー・・・などと同じ様な事なので

代表的なボディボードの名称
デッキ:ボディボードの表面
ボトム:ボディボードの裏面
ノーズ:ボディボードの先端
テール:ボディボードの末端
レール:ボディボードの横端(ノーズの角からテールの角まで)

 

ボードによっては溝が入っているものがあり、表面に溝があればデッキコンケーブ、裏面に溝があればボトムコンケーブ。
ボトムコンケーブの事をチャンネルと言い換えることもあります。


少し細かいかも知れませんが通常のボディボード(おもちゃでない)であれば適度な強度を保つためにレールは2枚貼りのダブルレールになっているのが一般的。

2枚貼り全体でレールとしておりますが、上記の写真で例えると外側のレール(水色)をアウターレール、内側のレール(ピンク)をインナーレールです。

ボディボードの素材も色々ありますが、今回の記事はボディボードの乗り方の説明なので省略させて頂きます。

 

ボディボードで波の乗る(テイクオフ)ための沖側に出る(ゲッティングアウト)

海の入り方

フィンを履いてから歩くのが不慣れだと難しいので横向きになって歩きましょう。海に入ると水の抵抗を受け特に歩きずらいので、焦らずゆっくりで良いので波が来ている、来ていないなど、しっかり目視しながら水深が太ももくらいまで歩いてから、バタ足の体勢を取りましょう。

また海に入る時の注意点としてボディボードは必ず岸側の脇に抱えて持つことをお勧めします。これは波側の脇に抱えて海に入ると波が来た時の力をボードの面積分もろに受けてしまい転倒したりするケガのリスクが増えるのでボディボードは岸側と覚えておきましょう!

バタ足

ボディボードで波に乗るためにはフィンを履いてバタ足で波のある所まで行かなければなりません。
正しいバタ足をしなければフィンを履いていても効率よく進まないのでしっかりマスターしましょう。

水面すれすれの所から水中に太ももから上下にキックを打ちます。
足の甲からフィンの先までで水をとらえ蹴りおろす(打つ)感覚です。
膝は多少曲がっても良いので、しっかり脚全体を使いフィンは必ず水中で動かします。

フィンが完全に水中から出て、水面をバチャバチャ水しぶきをたてながらキックを打つのは間違っているので確認しておきましょう。

 

波を越える3つの方法

波が立つところまでバタ足で沖に行く事を専門用語ではゲッティングアウトと呼びます。
略してゲットと呼ぶこともありますが、そんな最中に必ず波は止まっててくれませんので波が来た時の波の越え方を紹介していきます。

オーバースルー

小さい波やスープと呼ばれる白く崩れた波の越えた方はオーバースルーで行います。
波に向かって真っすぐキックで進んで行き波が近づいてきたらボディボードのテール寄りに体重を移動させノーズを持ち上げるような状態で波を越えます。
この時に肘は必ずボード上に付けておきましょう。ノーズを持ち上げ過ぎて垂直に立った状況になると波に押されてひっくり返る事があるので注意!

 

アンダースルー

波が近づいてきたら、バタ足である程度スピードをつけながら波に真っ直ぐ進みます。波の手前1m~2mでノーズ全体を下方向に力を入れて顔を水中に入れるようにして波の下を軽く潜るようにし波が通過するのを待ちます。この時、必ずバタ足は続けて行っておきましょう。またノーズを手で下方向に押した時、肘はボディボードから外側に外れていてもOKです。

初心者はこのオーバースルーとアンダースルーを覚えておくと波に乗るところまで行くのが比較的簡単になります。
共通して言えるポイントは必ず波に対して真っ直ぐ進みながら行う事が大切です。

 

ドルフィンスルー

より大きい波やパワーがある波を越えて行くにはドルフィンスルーで深く波の下に潜って波を越えて行く方法があります。ここでは初心者の為の乗り方なのでドルフィンスルーは難易度が上がるので細かくは解説しませんが、ボディボードを土台にして腕立て伏せの要領で体を一度水面から出して深く潜るための反動をつけてアンダースルーよりもボディボードと体が一緒に深く波の下を潜って越えて行く方法です。
よりボディボードを上手になりたいと思った時には絶対にマスターしなければならない波を越える方法です。

乗れる波を待つ事・・・波待ち

 

波を越えて波に乗る場所まで来たら、乗れる波を待つ事を波待ちと呼びます。

腹ばいのバタ足の姿勢で沖を眺め乗れる波が来ないか見て待つことを意味します。
サーフィンでは見たことがあるかも知れませんがボードに座って波を待つ方法もあります。慣れてくるとボディボードの上にまたがって座りながら波待ちする人もいますがサーフボードよりも小さいボードに座るにはとても不安定でバランス感覚が必要となるので、まずはバタ足の姿勢でしっかり波が来るのを待てる様にしましょう。

波に乗るための2種類の波

ボディボードで乗れる波には大きく分けて2種類の波があります。
・白く崩れた波
・せり立ってきたウネリの波

ここでは2種類の波の特徴と乗り方について簡単に説明します。

白く崩れた波(スープ)の乗り方

白く崩れた波を波乗りの専門用語ではスープやホワイトウォーターと呼びます。
このスープで波に乗る事は比較的、誰でも簡単に波に乗れボディボードを楽しむ事が出来るでしょう。
スープが来たら岸の方を向いて軽くバタ足をし、後ろからスープが近づくにつれてバタ足を強めていきます。

スープに押され出したら上記の写真でもわかるように子供達が乗り始めている時に、
ボディボードの先端(ノーズ)を軽く浮かないように下方向に軽く押さえる事がポイントです。


強く押さえてしまうとノーズが水中に刺さりひっくり返る事があるので注意。
また逆にノーズを軽く押さえないとノーズが浮き、波に乗れず波に置き去りにされてしまいます。

 

スープに乗るコツのおさらい
・スープが近づくにつれてバタ足を強める
・ノーズは浮かないように軽く下方向に押さえる

スープで波に乗れるようになったからってボディボードが出来た!って思うのは大間違え!

スープは白く崩れた波であり、本来の波に乗るというのはウネリからです。
スープに乗るのは乗るというより押されているだけで本来のウネリからの波で考えると終了している波になります。

自転車で例えたら・・・
スープで波に乗れたのは補助輪のついた自転車に乗れた!ってぐらいの話
出来れば補助輪なしの二輪自転車に乗れるようになりましょう。

 

例えば
二輪の自転車に乗る=せり立ってきたウネリから波に乗る
補助輪は外しましょう!
ウネリから乗るのが本来の波乗りになるので
次ではウネリの波の乗り方について解説したいと思います。

 

せり立ってきたウネリの波の乗り方

波乗り用語で波に乗ることをテイクオフと言います。

ウネリ(波)がくる前からバタ足を開始し、波のスピードに負けないように
自分自身の助走スピードをつけて、波とのタイミングを計っていきます。

しっかり水中でバタ足をしましょう。
波がせり上がってくるのを感じたらボディボードのノーズを両手で軽く下方向に押さえます。

 

進行方向をしっかり見ながら徐々に腰を波側に寄せて、しっかりバタ足を強く速く漕いで行きます。

波に対して斜め下方向に走って行けるように目線、体、ボディボード全体を進行方向へ
しっかり両手でボディボードのノーズが浮かないように押さえてスピードを付けていきます

スピードが付いてきたら岸側の手(この写真では左手)はレールを持ちかえます。
持つ位置はボディボード全長の半分ぐらいの所を持ちます。

レールを持つことによってスピードが出たボディボードを安定させる作用があります。
高速安定性を図ります。

ここからボディボード全体に体を前の方に乗り込んでいき更にスピードが乗るようにしましょう。

乗り込む目安はアゴがノーズ付近になり、ひざの皿上部がテールに当たるくらいを目安とします。

こうして波の斜面を波側のレールで切って走る様にできればボディボードのサイドライディングが完成です。
イメージでは二輪の自転車に乗れたぐらいのレベルに達した事になるでしょう。

レールで波を切って走れるようになるとスピードも違いとても速く、浮遊感もあり
本当の意味で
波に乗っているのが体現出来るでしょう。

ぜひ波に対して真っ直ぐではなく、レールで切って走るサイドライディングまではできるようになって欲しいと願っております。

 

ボディボード専門店が教えるボディボード初心者が波に乗る、ボディボードの乗り方を解説してきました。

これから始める方も既にやっている方も、
ここでしっかりボディボードの基本姿勢や乗り方を理解し、イメージトレーニングをしておきましょう。


ここで解説してきた事は基礎ですが、この基礎こそが次なるアクション、スピンやエルロロといった技に繋がっていきます。
何度も姿勢や乗り方を見直して上達に役立てて下さい。


波乗りというマリンスポーツは自然相手のスポーツ
毎回、毎回、違う波がやってきます。

波それぞれのタイミングに合わせて乗ることになるので、
同じタイミングで反復練習がしにくいスポーツですので中々上達しないかも知れませんが
コツコツ楽しく継続で上達しましょう。

 


 

ボディボードは波の力をうまく利用して乗るスポーツです
うまく利用する事が出来る様になれば年齢に関係なく何歳になっても楽しめるので
やってみたいと思いたった時、ぜひ始めて見てください!


実際、私たちが行っているボディボード専門店サンタートルのスクールでは小学1年生から70代までの多くの方々が練習しに湘南茅ケ崎の海に来られています。
上記で書いた真っ直ぐの乗り方までを体験スクール


サイドライディングまでを初心者スクールとして日々行っております。

 

ボディボード子供スクールの詳細はこちらから

 

ボディボード親子スクールの詳細はこちらから

 

 

困ったら電話でお電話にてご相談受付しております。 受付時間9時~17時

 

この記事を書いた人

平林政夫

  • 2001年:JOB公認プロ、NSA公認ジャッジを取得。
  • 2002年:NSA公認指導員、日本レジャー振興会海上安全指導員の資格を取得。
  • 2006年~2012年JPBA公認プロ


2006年~
ボディボード専門スクール&ショップ『サンタートル』を運営
現在までに全くボディーボード未経験の方を中心に、1万人以上をスクールし
茅ヶ崎市立第一中学校の課外授業ではボディボード講師を担当

 

スクール活動だけでなくボディボード商品の開発や海の環境問題にも取り組み
湘南の海に海の国際環境認証 ブルーフラッグ を広める活動を行っている
特定非営利活動法人湘南ビジョン研究所 理事


 

 

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